植物図鑑
公園の植物をご紹介します。
(尚、園内での植物採取はできません)
主だった園内樹木に銘板を取り付けました。
65種の樹木に総計で95枚の写真のような銘板を取り付けました。散策時に確認してみてください。 2020・02・22
公園の桜の木を紹介します。
いろいろな種類がありますのでお花見の参考にしてください。
2021.3.27
ギンリョウソウ
日本全土また東南アジアに分布しているギンリョウソウですが、現物を見る機会はまれと思われます。
このギンリョウソウを漢字で表すと[銀竜草]と書きますが、その姿形を銀色の竜に見立てた名前で、白くて丸い果実が熟しはじめるころの姿は、まさにその名を思わせるそうです。写真からも名前の姿が想像できると思います。
この植物の珍しい点は
①、種子植物でありながら通常の植物同様の葉緑素を持たない
半透明のロー細工のような色をしており、全く光合成を
しない植物です。この色合いから別名をユウレイソウ
とも言われます。
②成長するための栄養は根に付着した菌類を分解して得ています。
つまり菌類が腐葉土などから得た栄養をこの植物が根から
吸収して生きています。葉などに葉緑素を持たずに大丈夫
なのです。
③、この植物が地上に姿を見せている時期は花茎が芽をだし、
実を結ぶまでの約3か月間で、5月から8月にかけての湿気の
多い時期です。
④、葉っぱがないのでキノコ類と思われますが立派な多年草です。
当公園では毎年4月下旬に東駐車場トイレと事務所のちょうど
中間近辺で見ることができます。